なんとかしなければと思いつつあとまわしにして、気づけば22年。
こんなに長く使い続けた人もそういないのではないでしょうか。
無印良品の脚付マットレス。
使い続けた結果こうなりました。
22年使った無印良品の脚付シングルマットレス
ベッドの表面がワッフルのようです(笑
ベッド上部のクッションにはおそらくウレタンが使われていたと思いますが、それが磨耗してなくなっています(特に中央部)。
なんとワタクシ、ベッドパッドというものの存在を知らずに、マットレスをシーツ一枚で包んだ状態で今まで使ってきました。そのため消耗がさらに激しくなったと思われます。
よくよく考えると、ベッドパッドもなしに22年間使い続けられるというのはものすごい耐久力です。真横から見ると若干中央部が凹んでいますが、横になったときに腰のあたりが沈むような感覚はありません。裏側の傷みもないですし、脚もぐらつくことなくしっかりしています。
問題は、生地一枚を挟んでコイルというような状態のため、寝心地がすごく悪いということです。
寝心地悪し
薄手のシーツの下にすぐコイルがあるような状態のため、当然寝心地はよくなかったです。
しかし人間とは不思議なもので、毎日徐々にクッションが擦り減っていくため、体がそれに慣れていき、こんな状態でも普通に寝ることができていました。
マットレス表面の生地が大きく破れたりしたら、もうさすがに限界だな、と見た目で諦めがついたのですが、細かいほつれはあるものの、全体としてはマットレスの形状を保っていたため、まだ使えるだろう、と問題の解決を先延ばしに。
シーツを換えるときに、マットレスの表面を掃除機で吸っていたのですが、最後のほうは黄色みがかった細かい粉が掃除機に溜まるようになっていました。おそらく内部でボロボロになったウレタンの粉を吸い上げていたのだと思います。
ベッドパッドを買ってみた
こんな脚付マットレスを騙し騙し使ってきたわけですが、ここのところ背中にコイルが当たることを意識するようになりました。
そのため小さなシングルサイズにも関わらず、中央ではなく左右どちらかのクッションがまだ残っているところに体を寄せるという、ものすごく窮屈な寝方をすることに。
このままじゃ安眠できん、ということで、とりあえずベッドパッドを買ってみることにしました。
買ったのは無印良品の「抗菌ポリエステルわたベッドパッド」。
直接コイルに当たる感覚があった中央部がカバーされ、よし、これでしばらくしのげるぞ、と思ったのですが、その日の夜、夢うつつの中でこう感じました。
背中がめちゃくちゃ熱い……。
今までベッドパッドを使ってこなかったせいか、体の下になっている部分が熱を持って寝苦しいです。
あとになって気づいたのですが、クッション部分がなくなったボンネルコイルのこの脚付マットレスは、図らずも世界一通気性のいいベッドになっており、それがベッドパッドによって塞がれることで、今までにない暑さを感じたのだと思います。
そのときはリネンのシーツを使っていたのですが、
通気性のいいリネンのシーツ→磨耗して薄くなったマットレスの表面生地→隙間の多いボンネルコイル
と、熱がたまるところがほとんどありません(今思えば冬の底冷えもひどかった)。
表面の柔らかさやクッション性だけでなく、通気性のよさというのもベッドを選ぶ上で大切な点だということに、後々気づくことになります。
買い替えを決意
別の通気性のいいベッドパッドを探す、という方法もあったのですが、シングルサイズの窮屈さにも辟易していたので、思いきってベッドを買い替えることにしました。
選んだのはやはり無印良品のベッド。
今回は脚付マットレスではなく、ベッドフレームとマットレスの組み合わせです。
こちらについてはまた次回。
↑ボンネルコイルではなく高密度ポケットコイルを使った現行モデルの脚付マットレス。カバーも洗えますし、脚付マットレスも進化していますね。
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