回転チェア「エルゴヒューマン エンジョイ」を買ってから2年が経ちました。
前回エルゴヒューマン エンジョイに決めた理由について書きましたが(→前回記事)、今回はこの椅子を使い続けて気づいた、いいところと悪いところについてレビューします。
エルゴヒューマンのいい点
1. 座り心地がいい
座り心地のよさは2年経っても変わりません。
長く座っていても疲れないですし、腰やお尻、太ももが痛くなることもないです。
座面が広いので、椅子の上にあぐらで座ったりすることもあります。
2. 頑丈
あまりいい座り方ではないのでしょうが、個人的に椅子に座るときは浅く腰かけることが多く、エルゴヒューマン エンジョイも同じように座っています。
前方にだけ負荷がかかって故障の原因になりそうですが、今のところまったく問題なしです。
座面のガタつきもなく、座ったときの弾力性も変わらず、素材のへたれも感じられないです。
背もたれ部分も同様で、リクライニングしてもギシギシ音がすることはありません。
3.蒸れない
座面と背もたれがメッシュなので、夏でも蒸れにくいです。
ファブリックとクッションの組み合わせではないので、汗がついたときでもウェットティッシュでさっと拭き取って清潔に保つことができます。
メッシュの色はグレー(KM-10)ですが、黄ばんだりすることもなく、2年経っても色味に変化は感じられません。
4. レバーひとつで簡単に調整できる
右の肘掛けの下あたりにレバーがあります。
このレバーひとつで、座面の奥行、昇降、リクライニングの調整ができます。感覚的に椅子の調整ができるので便利です。
レバーが真ん中の位置だとリクライニングがロックされるので、普段はレバーを後ろに下げた状態にして、背もたれに寄りかかると動くようにしています。
レバーの前にあるノブは、リクライニングのテンション(固さ)を調整するためのものです。
エルゴヒューマンの悪い点
1. ホコリがたまりやすい
エルゴヒューマン エンジョイの座面の下をたまに覗くと、驚くほどホコリがたまっています。
マックスにホコリが積もったときの写真を載せようかと思ったのですが、人に見せるようなものではないので自重しました(笑
部屋のホコリの主成分は、衣類が擦れたときに生じる繊維のくずだと言われています。
この椅子の座面下にホコリがたまりやすいのは、表面がメッシュ素材のためホコリが通過してしまうことと、メッシュ素材と服が擦れてホコリが出やすくなることが原因ではないかと思います。
掃除機とクイックルワイパーのシートを使って、定期的に掃除するようにしています。
2. 肘掛けがしっかり固定されない
エルゴヒューマン エンジョイの肘掛け(アームレスト)は、高さは固定されるのですが、外向き内向きなどの角度を調整する部分が動きやすく、肘掛けに少し体が当たるだけで角度が変わることが多いです。
さらに動きやすいのが前後左右の調整部分で、ここはスライド式で固定もされていないので、ガタガタ動きます。
可動部が多いことで、自分の体に合った最適な肘掛けの位置を決めることができるのですが、こういったデメリットもあります。
3. ENJOYのロゴがダサい
エルゴヒューマン エンジョイの背面に「ENJOY」のロゴがあるのですが、これがダサいです(笑
上位版はなにも書かれていないのになんでエンジョイだけ……。
カーペットは絶対に敷いたほうがいい
部屋がフローリングの場合は、床面保護のカーペットを敷いたほうがいいです。
エルゴヒューマン エンジョイ自体かなりの重量があるのですが(24.5kg)、そこに座る人の体重が加わってキャスターにかなりの重さが集中的にかかり、それによってフローリングが傷つきやすくなります。
エルゴヒューマン エンジョイの前に、キャスター付きの回転チェアを使っていたのですが、カーペットを敷かずに直で置いていたところ、フローリングがボロボロになりました。
見栄え的にカーペットを敷きたくなかったのですが、これ以上傷つくとまずいと思い、薄手であまり目立たないデザインのチェアマットを買いました。
↑厚さ4ミリ。程よい吸着性があり、掃除機をかけてもめくれません。私はこれのライトグレーを、90cm×90cmにカットして使用しています。
ほかのメーカーのチェアマットも買ったことがあるのですが、ベタつかずなおかつずれにくいサンコーのものが一番よかったです。
まとめ
上であげたように悪い点ももちろんあるのですが、いい点の最初の2つ「座り心地がいい」と「頑丈」、これだけで悪い点をすべてをカバーできていると個人的には思っています。
コストパフォーマンスにも優れていますし、エルゴヒューマン エンジョイは、多くの人にオススメできる一脚だといえます。