Apple Watchの白ベルトの黄ばみ汚れを漂白する方法【シリコンバンド】

Apple Watchのシリコンバンドの黄ばみを漂白
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いつのまにやらとんでもなく内側が黄ばんでしまったApple Watch(Series 6)の白いシリコンバンド(ソロループ)。
シリコンだからそんなに変色しないかなと、まったく根拠のない思い込みで日ごろの手入れを怠った結果がこれです↓ ちなみに3年もの。

バンドの表裏の色の違い

表側は変色していないと思っていたのですが、よく見てみたら若干黄ばんでいることに気づきました。

接続部と色の差がある

表面に付着した汚れではないので、ウェットティッシュで拭いてみたところで効果なし。
キッチンハイター、衣類用のワイドハイターEXパワー(液体)、ワイドハイターPRO(粉末)、これらの漂白剤をシリコンバンドに塗ってしばらく放置してみたものの、これらも効果なし。

もうあれをやるしかない! ということで、化学を用いたあの方法で漂白してみました。

過酸化水素+紫外線で漂白

黄変したプラスチック製品でよく行われる、過酸化水素+紫外線の漂白を試してみることにしました。シリコンでもうまくいく……といいなぁ……。

用意するのはワイドハイターEXパワー(液体)トレー

ワイドハイターEXパワーの成分には過酸化水素が含まれているのでそれを利用します。トレーはスーパーで買ったカット野菜の入れ物を洗って使うことにしました。

過酸化水素配合の漂白剤を選ぼう

漂白のやり方は簡単で、トレーに時計から取り外したシリコンバンドを置いて、その上からバンドがしっかり浸かるくらいまでワイドハイターEXパワーをジャバジャバとかけるだけです。水で薄めたりはせずにそのまま使います。

バンドがしっかり浸かるくらいまで入れる

乾かないようにラップをしたら、あとはベランダの日当たりのいい場所に置いて、日光の紫外線を十分に浴びせます。

日当たりのいい場所に置く

最初にワイドハイターEXパワーをシリコンバンドに塗って放置したけど効果なし、と書いたのですが、そのときと違うのは紫外線を浴びせることです。素材に化学的変化を起こします。

【1日目】数時間でかなりの効果アリ!

1日目。だらだらしていたらはじめるのがかなり遅くなり、3時間しか日光に当てることができませんでした。13:30〜16:30。

そんなに変わらないかも、と思って取り出してみたところ、驚くべき変化が!

元の状態(上)
1回目の漂白(下)

11月下旬でそれほど日が強く差さない時期なのに、3時間でかなりの漂白効果がありました。
ただしまだ完全に白くはなっていないので、翌日も引き続き漂白をしていきます。

ちなみにシリコンバンドは漂白液に浸けっぱなしにせずに、一度取り出しました。
あまり長々と漂白液に浸しておくと素材が劣化しそうな気がしまして。実際どうなのかはわかりませんが。

【2日目】日光に当てるのが大事

2日目、曇り。この日も3時間ほどベランダに置いておきました。
若干白さは増したものの、1日目ほどの大きな変化はなし。

1回目の漂白(上)
2回目の漂白(下)

紫外線(日光)をしっかり浴びせないと漂白効果が薄いということがわかりました。
この漂白は、快晴が続く日にやることをオススメします。

日光を浴びせるという意味において、トレーは透明なもののほうがいいです。透明だと全方向から光が入るので。

【3日目】漂白完了!

3日目、晴れ。やることは変わらず、漂白液に浸けてベランダに4時間ほど放置。漂白液は1日目からずっとトレーに入れっぱなしのものを使っています。

2回目の漂白(上)
3回目の漂白(下)

2日目の時点であと少しだった黄ばみを、この日で取り切りました。よーく見ると中央にまだほんのちょっと黄ばみがあるような気がしないでもないのですが、まあこれくらいならいいや、ということでここで終了することにしました。

元の状態と漂白を完了した状態との比較

表側も真っ白に

においがキツい……

無事漂白を終えたわけですが、シリコンバンドに漂白剤の臭いが残ってしまいました。ハンドソープで何度洗ってみても取れません。
とりあえずApple Watchに取り付けてみたのですが、腕を顔のほうに近づけると漂白剤の臭いが漂ってきます。

どうしよう……、と思ったのですが、3日くらいでだいぶ薄れて、1週間後にはほぼ臭いがしなくなりました。
臭いに関しては時間が解決してくれます。

ついでにほかのプラ製品も漂白

せっかくなのでこの漂白液を使って、部屋に設置されている操作パネルの枠や、通気口(換気口/吸気口/通風口)のパネルなど、黄ばみが気になるプラスチックを同じ手順でホワイトニングしてみました。

床暖の操作パネルを漂白

この手のパネルは、白ではなくグレーなどちょっと色味を入れるようにすればいいのになと思いました。経年によって黄ばみが生じることは、製造メーカーはわかっているはずですし。

あとがき

思っていた以上に簡単にシリコンバンドを白くすることができました。もっと早くやればよかった……。
日差しが強い日の朝からやれば、今回のように3日もかけずに、おそらく1日で真っ白にすることができるのではないでしょうか。というかバンドの劣化を防ぐためにも、1日で済ませたほうがいいと思います。
シリコンバンドの黄ばみにお悩みの方はぜひお試しを。

ところでAppleのサイトを見てみたところ、もう真っ白なソロループが販売されていないことに気づきました。スターライトが一番白に近いですが、若干ベージュっぽさがあります。
これってホワイトソロループが黄ばむことが影響しているんですかね? 黄ばんでも簡単に漂白できるので、真っ白なソロループを出してほしいです。個人的希望。

追記(新品を購入)

メルカリを見ていたら新品未使用の純正のソロループ白を発見し、思わず購入してしまいました。ソロループの白は、もうApple Storeにも通販サイトにも売っていないんですよね。Apple Watch40mm用でサイズ7のソロループ白というドンピシャのものを見つけることができてラッキーでした。

漂白で色の白さはある程度取り戻せますが、バンド自体の劣化は避けられないので、もし長くApple Watchを使い続けるつもりでしたら未使用品を確保しておくといいと思います。