ずっと前にカタログギフトで入手したJ.A.ヘンケルス ツヴィリング(ZWILLING)の包丁を使っているのですが、これの切れ味がまあ悪いです。というのもこれまで一度も研いだことがないからです(自業自得)。
切れ味の悪い包丁って逆に危ないんですよね。食材から包丁の刃がずるっと滑ってしまったり。
というわけで、ニトリで売っていた包丁研ぎ「3段式トリプルシャープナー sharp」を試してみることにしました。
3段式トリプルシャープナー sharpのディテール
ニトリの包丁研ぎは、今回紹介する「3段式トリプルシャープナー sharp」(税込1,190円)のほかに、「2段式ダブルシャープナー sharp」(税込799円)と「簡易シャープナー(sharp)」(税込599円)があります。
大は小を兼ねるともいうし3段のほうが切れ味がよくなりそう、という安易な考えで3段式を購入しました(笑
3段式の刃を通すところは、左から「Medium(荒砥ぎ用 400#)」「Fine(中砥ぎ用 1000#)」「Ceramic(仕上げ砥ぎ用)」となっています。ちなみに2段式は荒砥ぎ用と中砥ぎ用、簡易シャープナーは中砥ぎ用だけです。
パッケージ裏面の説明書によると、通常は中砥ぎ用と仕上げ砥ぎ用だけでいいらしく、著しく切れ味が悪い場合のみ、荒研ぎ用も使うみたいです。入手してから一度も研いでいないので、今回は荒砥ぎ用からはじめていきます。
3段式トリプルシャープナーを使ってみた
説明書には、各スロットに包丁の刃を入れて手前に数回引いてください、とあります。
……数回って何回?
1桁であることはたしかで、感覚的には1ではなく、6以上でもないという感じです。
まあなんとなく5回やってみることにします。
包丁研ぎというと、濡れた砥石に刃を斜めにあててやるイメージがありますが、このシャープナーは乾いた状態で、刃を垂直にあててまっすぐ手前に引いて研ぎます。包丁を傾けて引くとおそらく傷がつきます。刃の先端まで引ききったあとは、往復せずに一度スロットから抜き出して再び包丁の角のところから引きます。
ぎゅっと力を込めて引いてしまうのは刃によくないのですが、かといって全然力を入れずに引くのもあまり効果がなさそうなので、適度な力の入れ加減を探る必要があります。
まずは荒砥ぎ用からはじめます。
ガリガリという荒い感触が手に伝わってきます。
続いて中砥ぎ用。
ガリガリという感触がザリザリに変わり、しっかり研がれている感じがします。
最後に仕上げ砥ぎ用。
これがなんだかガタガタとした感触で、まっすぐスムーズに引けません。
自分が購入したこの個体の問題なのか、あるいは元々そういうものなのかはわかりませんが、刃が研がれている感覚がなくてちょっと不安になり、中砥ぎ用に戻って3回ほど研ぎ直してしまいました。
よく切れる!
これでいいのだろうか、という気持ちのまま包丁研ぎを終え、試しに人参を切ってみたところ……
スパスパ切れる!
切れ味復活、というかこの包丁を入手したばかりのときより切れる気がします。高級そうな舶来品なのにそんなに切れ味よくないな、と当時思った記憶があるんですよね。調べてみたところ、新品の包丁にはサビ止めのニスが塗られていることがあるらしく、それを取らずに使いはじめたのがよくなかったのかも。実際どうだったかはわかりませんが。
人参のあとに玉ねぎのみじん切りをしたのですが、そこでもはっきりと違いがわかりました。
もっと早くこれを買えばよかった〜。
あとがき
今回購入したニトリの3段式トリプルシャープナーによって、切れ味の悪かった包丁が見事に復活したわけですが、自分の感覚としては、中砥ぎ用だけでよかったような気もします。
刃の状態にもよりますが、中砥ぎ用だけが付いている簡易シャープナー(sharp)で、たいていの場合は満足のいく結果になるのではないかと。
まあ3段式トリプルシャープナーは、簡易シャープナーと比べると見た目的に高級感があってかっこいいですし、値段も1,190円とそこまで高いものではないので、大は小を兼ねる理論で3段式を選ぶのもアリだと思います。
↓ニトリの商品は楽天とヤフーショッピングで取り扱っています。
あいだをとってダブルシャープナーにしてみるのもアリ。ダブルシャープナーは荒砥ぎ用と中砥ぎ用の2段式です。