これまでDIYで作った掛け時計を使っていたのですが、かなり年数がたってくたびれてしまったので、新しい時計を買うことにしました。
アルネ・ヤコブセン シティホール クロック(Arne Jacobsen City Hall 210mm)。
オリジナルは、建築家・デザイナーのヤコブセンがデンマークのルードブレ市庁舎のために作ったもので、それをローゼンダール社が忠実に再現したのがこの掛け時計です。
シティホール クロックのディテール
秒針なしの2針時計です。
スイープムーブメントなので、カチコチと音がせず静かです。
この時計に決めた理由のひとつに音がしないというのもあります。
時計の音というのは一度気になると耳から離れないんですよね。
デザインはシンプルで無駄がなく、そして美しいです。
ヤコブセンのウォールクロックには、シティホールのほかにバンカーズとローマンがありますが、部屋のインテリアに一番合っているのがこのシティホールでした。
素材は本体がアルミで風防がガラスになっています。非常に高級感が感じられる組み合わせです。
横から見ると、文字盤を覆うガラスの中央が盛り上がる形になっており、ガラスの湾曲に合わせて時計の針も先が曲がっています。
210mmと290mmで悩む
シティホール クロックは、直径160mm、210mm、290mmの3種類があります。
リビングの壁に掛けるものを探していたので、正直250mmくらいのものがほしかったのですが、210の次が290という……。
210だと小さすぎる気がするし、290だと大きすぎる気がします。
というわけで、紙に時計の絵を描いて実際に設置する場所に貼ってみました(笑 絶対に失敗したくなかったので。
これをやることで思った以上にイメージしやすくなり、サイズ選びの参考になりました。
そして選んだのは210mm。壁に掛けてみると、イメージ通りのサイズ感で大満足です。
キズが超小さいフックで壁に掛けてみた
時計を掛けるフックには、「キズが超小さいフック」を使いました。
ホッチキスの針を使うことで、壁に開く穴を最小限にするというアイディア商品です。
耐荷重も5kgと十分あります(シティホール クロックは448g)。
使い方は簡単で、フックの上のフタを開けて、そこにホッチキスを8発打ち込み、フタを閉じるだけです。
ホッチキスは180度開くタイプのものを用意しましょう。
ちょっと想定外だったのが、このフックは上の部分が結構長いので、時計を掛けたときに少しはみ出てしまったことです。
まあ壁紙が白でフックも白なので、ほとんど目立ちませんが。
国内正規品と並行輸入品
シティホール クロックには国内正規品と並行輸入品があります。
今回購入した21cmのタイプだと、国内正規品の42,900円(税込)に対して並行輸入品は2〜3万円くらいと、かなりの差があります。円安がこれだけ進んでいるのに不思議です。
この2つの違いをいろいろ調べてみたのですが、結局よくわかりませんでした。
国内正規品を販売しているところはだいたい同じ画像を使っているのですが、それを見ると、文字盤の中央下にある「ARNE JACOBSEN」の文字が、並行輸入品より少し上にあったり、背面に3方向にかかるワイヤーがあったりと、ディテールに違いがあります。
そのあたりの違いなのかと思ったら、そのほかの画像では並行輸入品と同じ位置に文字があったり、背面のワイヤーもなかったりするんですよね。結局、国内正規品も並行輸入品も変わらないのかなと思い、並行輸入品を購入しました。
違いがあるのかないのかに関しては、販売店に聞いてみないとわからないです。
あとがき
記事タイトルにもあるように、この時計を買ってよかったです。
まずなんといってもかっこいいです。買ってからしばらくたちましたが、いまだにこの時計が目に入ると、「かっけぇ……」と感じます(笑
モダンでミニマルな掛け時計を探している方はぜひ!